ほだかクリニック - ピロリ菌感染症













ピロリ菌とは


 ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは、胃の粘膜に棲みつくらせん形の悪い菌です。
 ピロリ菌に感染すると、菌により胃の粘膜が傷つけられ、炎症反応が起こり、胃や十二指腸などの病気を引き起こします。

 定住したピロリ菌はなかなか自然治癒することが難しい細菌です。

ピロリ菌と病気について

 ほとんどのピロリ菌感染者は、症状もみられず健康に暮らしていますが、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者様などはピロリ菌に対する治療が必要になる場合もあります。


 上記のような症状があった時、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気が疑われます。

 これらの患者様は、ピロリ菌に感染していることが多く、ピロリ菌が慢性胃炎の発症の原因や、潰瘍の再発に関係していることがわかってきています。

 ピロリ菌を除菌することにより、症状の改善が期待できます。ピロリ菌を薬で治療することを除菌といいます。除菌をする前に除菌を行うべき病気があるかどうか確かめる必要があります。


ピロリ菌を見つける検査法

 ピロリ菌を見つける検査には大きく分けて、内視鏡を使わない方法と内視鏡を使う方法があります。

 当院では、両方の方法に対応しております。

内視鏡を使う方法
内視鏡を使わない方法
迅速ウレアーゼ試験
抗体検査(血液)
尿素呼気試験


 ピロリ菌の除菌には、胃酸の分泌を抑制するプロトンポンプ阻害薬(PPI)2種類の抗生物質の 3つのお薬が用いられます。この3種類のお薬を一週間服用することで、75%の方は除菌に成功すると報告されています。

 除菌が成功したかどうかは、除菌治療終了後8週間後に検査をすることで判定します。

保険適応について

 ピロリ菌除菌の保険適応の対象となる方は、

@ ピロリ感染胃炎の患者様
A 胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者様(既往歴のある方も含みます)
B 胃MALTリンパ腫の患者様
C 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の患者様
D 早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者様

となっています。(平成26年12月1日現在)



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